各事業所からのお知らせ

 北部障がい者地域相談支援センターかわうそより「湘南台中学校福祉体験教室」の報告です。

 7月1日(金)藤沢市社会福祉協議会(以下、社協)よりご依頼をいただき「湘南台中学校の福祉体験教室」に参加しました。
 当日は先天性のご病気を持ちながら企業でも活躍されている西岡さんをお招きし、中学時代の自身の体験やその当時の思いなどをお話しいただきました。体育の授業を常に見学せざるを得なかったことなどの様々な葛藤と向き合う中で、あるラジオパーソナリティーの方からのメッセージに励まされたこと、大人になってその方と直接会う機会を得ることが出来て、夢は叶うのだと実感されたことなど、その場にいた皆さんの心に訴えかける講話でした。


中学生からの質問コーナーでは西岡さんに向けて中学生から様々な質問がありました。


Q:車椅子を利用して良かったことは?
A:車椅子が必要になって、自身で歩いていた時に比べ
  周囲の人に自分の困り感に気付いてもらえることが増えた。
Q:この先チャレンジしたいことは?
A:旅行が好きなので、今後もチャレンジしたい。
Q:障がいは個性だという考え方には賛成ですか、反対ですか?
A:障がいは個性というよりは特徴。
  乗り越えて、それと共に生きてきたからこそ個性が生まれる。

 後半は、社協の職員さんが講師をされて、車椅子や視野狭窄、麻痺のある方の衣服の着脱などを実際に体験していました。
中学生の皆さんが大人に成長される中で、いつかこの体験をふと思い出し、この地域全体がより誰にも優しい街となっていたら嬉しいです!