ソフト食導入について

 湘南希望の郷では、「ソフト食」という食形態を新たに導入しました。ソフト食とは、食事の味はそのままで歯茎と下でつぶすことができ、なおかつ飲み込み(嚥下)の際も口の中に残らずスルッと食道に送り込むことができる食事です。

 

 導入理由は入居者様の高齢化、障害の重度化により、食事の面でもサポートする必要性を感じたためです。食事は、障害が重度化しても最大の楽しみです。毎回むせ込みながらお食事を召し上がっているのを見ると1日3食誤嚥のリスクがあり、食事が苦しく辛いものになってしまいます。ソフト食であっても、見た目は普通であり味も同じ味にし、自分の口で美味しく、安全にお食事できるようにと、導入しました。

 

 初めての試みで、温めすぎて固めたソフト食がまた溶けてしまった!うまく固まらない!等々、日々悪戦苦闘しながら作成しています。実施前には職員で試食会を実施し、味が美味しい!食べやすい!という意見が聞かれました。

 

 食べられた方の感想を聞いてみると、「やわらかくて美味しい」と感想を仰っていました。

 

 食べて下さる方が少しでも長く、お口から美味しく安全にお食事を食べられるように、見た目や味にこだわりながら、喫食職員一同サポート出来たらと思っています。

お粥、鶏肉の塩だれ炒め、里芋の煮物、青菜胡麻よごし、中華スープ